“いただきさん”＝自転車などで鮮魚を行商する人のことを高松ではこう呼び親しんでいます。そんな“いただきさん”が運んでくるような新鮮な魚介がセルフ形式で手軽に食べられると人気の食堂。メニューは季節によって変わりますが「冷奴」・「きんぴら」といった小鉢から、魚介の「刺身」・「煮付け」・「焼き物」・「揚げ物」など約40種。魚介はその日の朝に市場から仕入れてきた瀬戸内の海の幸が中心で、新鮮そのものです。

お店の1番人気は「漁師丼」。あったかご飯の上に、ハマチの漬けと生卵。ネギと海苔を散らして完成といたってシンプル。だからこそ、素材の良さを存分に感じられ美味いんです！ハマチは脂がのってプリップリ。そこに生卵がまろやかさをプラスします。特製の漬けタレは濃すぎず薄すぎずの丁度いい塩梅で箸を持つ手が止まりません。

そして是非一緒に注文してもらいたいのが「いただきさんのみそ汁」（大220円）。昆布やカツオのほか、焼いた鯛の骨などで出汁をとった味噌汁は感涙もの。季節の鮮魚、アサリ、わかめと具材もたっぷりで栄養も満点です。暑い季節は汁物を敬遠しがちですが、これは食べなきゃ損ですよ！
（取材：さくら）